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Sarangi Fungi blog―北インド古典音楽 & 菌類―

《 Live Information 》  ●2020/3/7(sat)at 府中本町     ●2020/3/18(wed)at 国立

Emtidi / 1st

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Emtidi 『Emtidi』
(1970年 ドイツ Thorofon再発)

彼らはドイツの男女デュオで、2ndの『SAAT』はプログレとしてそこそこ有名ですが、この1stは純粋なアシッドフォークでオリジナルは極めてレア。
この再発はドイツで再発の際に、ディスクユニオンが日本で販売した限定セカンドプレスです。
12弦を主としたシンプルなバックに、男女vocalの掛け合いが心地よく、特にA-2などのミステリアスな作曲は本当に素晴らしい。
ほの暗い中、エコーのかかったような音質と全体の空気感は当時の自主盤ならではでしょう。
特に注目すべきはB面で、ほとんどがインストなのですが、非常に耽美的、それでいてプリミティヴな演奏で個人的には究極の一つです。

  1. 2008/07/07(月) 00:37:46|
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裸のラリーズ / Deeper than the night

deeper than the night

Les Rallizes Denudes(裸のラリーズ) 『Deeper than the night』
(200?年 ドイツ Echo From The Earth Productions)

ラリーズ初期(1970年)、同志社大学在籍時の音源。
久保田真琴が在籍していた頃の録音で、A面に収録されている水谷孝による純然たるアシッドフォークといえる演奏に驚かされる。
背景に深い闇を感じさせるような、一音一音に深く沈潜した静謐な演奏。
一般のラリーズのイメージとはかけ離れた演奏ですが、これほどスピリチュアルな音楽は世界中探してもそうは無いと思う。
ラリーズが単に、その方法的な面においてのみ革新的だったのではなく、その精神性においてこそ意味ある存在であったということが実感できます。
このLPは数年前にドイツよりリリースされたブートですが、まだ時々見かけます。

  1. 2008/06/07(土) 15:57:14|
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古川壬生

mibu.jpg

mibu booklet


古川壬生 『業晒し-津軽の風と土へ』
(1978年 日本 grassfield)

青森県津軽地方の希有のフォークシンガー。
同郷の三上寛などと比べても、当時の音楽シーンの中で彼の音楽は明らかに異質。
三味線のようなギターの奏法、聴くものを圧倒する強烈な歌い回し、読経や赤子の声、風(吹雪)の音、また太鼓や笛などの祭りの音を使ったアレンジ。
そして怨念や呪いといった東北地方特有の感性に満ちた方言詩がすごい。
文学的でいて、極めてアナーキーな音楽。
個人的には、つげ義春の世界に近いものを感じます。
ブックレットのアートワークも素晴らしい。
残念なことに、再発は一切されておらず、現在入手困難です。

 春先の嵐の仏壇屋の前で
 迷った童みたいにふるえで
 光ってるのは仏壇のお釈迦様じゃねえ
 光ってるのは俺の中の生臭ぇ骨

 (中略)

 地吹雪真っ白 俺の荒野
 盲探しの五寸釘
 五寸釘一本あれば
 窓ガラスさ打ちつけ 青空 はりつけ

            (「乱調じょんがら節」)



→追記 2012年、CD再発されました。必聴!


  1. 2008/05/13(火) 01:08:14|
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