極地彷徨―北インド古典音楽 & 菌類―

《 Live Information 》  ●2017/11/19 (sun) at 町田

うみべのまちで Part 1

サーランギについて

Mohd. Nasir Khan Ji


サーランギとは北インドの代表的な弓奏楽器で、古くから主に声楽や舞踊の伴奏に使われてきました。
構造が非常に複雑で、実際に弓を擦り音を出す3本のガット弦のほかに、約35本程の共鳴弦が張ってあります。
そのため、他の楽器にはない、残響の豊かな深みのある音を出すことができます。

奏法は独特で、ギターやバイオリンなどのように指先で弦を押さえるのではなく、爪の付け根付近を横から弦に触れさせることで音を選びます。
この奏法により、非常に滑らかな音の移動が可能で、ヴィブラートも自在に操ることができ、インドではサーランギは人間の声に最も近い音を出す楽器といわれています。
しかし、爪の付け根で弦を押さえるのに抵抗感を感じる方が多いこと、調律に手間がかかること、また単純に難易度の高い楽器であることなどから、インドにおいても奏者は多くありません。

非常に歴史の長い楽器ですが、ソロ楽器としての歴史は浅く100年にも満ちません。
他のインド楽器に比べて、CD屋さんに行ってもソロ演奏の音源の数は少ないです。
しかし、サーランギは音色が素晴らしいばかりか、静かな演奏から、音量の高い力強くスピーディーな演奏までをカバーできる点でも、ソロ楽器としての高い可能性を秘めています。

ちなみに写真は私の師匠の、Mohd. Nasir Khan氏です。

  1. 2008/05/22(木) 23:28:24|
  2. サーランギ、インド音楽|
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エンサ・ゴンパ

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ラダック ヌブラ谷 エンサ・ゴンパ

エンサ・ゴンパはラダック北部(つまりインド最北部)、ヌブラ谷にある小さなゴンパ。
ゴンパとはチベット仏教のお寺のことです。
宿がある最寄の集落から歩いて2~3時間ほどの山上にぽっつりと建っているのですが、実に小さなお寺で、常駐するお坊さんは1人だけ。
この地域で最も大きな寺であるデスキット・ゴンパのお坊さんの中から、3年交代でこの寺に派遣されるのだそうです。
私が訪ねるとお茶を振舞ってくれました。
チベット圏のお茶は通常、塩味のバター茶で、写真ではコップの前にそのためのバターが見えます。
バター茶は外国人にはなれない味ですが、慣れると意外といけます。

  1. 2008/05/17(土) 08:19:23|
  2. 写真 ラダック|
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古川壬生

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mibu booklet


古川壬生 『業晒し-津軽の風と土へ』
(1978年 日本 grassfield)

青森県津軽地方の希有のフォークシンガー。
同郷の三上寛などと比べても、当時の音楽シーンの中で彼の音楽は明らかに異質。
三味線のようなギターの奏法、聴くものを圧倒する強烈な歌い回し、読経や赤子の声、風(吹雪)の音、また太鼓や笛などの祭りの音を使ったアレンジ。
そして怨念や呪いといった東北地方特有の感性に満ちた方言詩がすごい。
文学的でいて、極めてアナーキーな音楽。
個人的には、つげ義春の世界に近いものを感じます。
ブックレットのアートワークも素晴らしい。
残念なことに、再発は一切されておらず、現在入手困難です。

 春先の嵐の仏壇屋の前で
 迷った童みたいにふるえで
 光ってるのは仏壇のお釈迦様じゃねえ
 光ってるのは俺の中の生臭ぇ骨

 (中略)

 地吹雪真っ白 俺の荒野
 盲探しの五寸釘
 五寸釘一本あれば
 窓ガラスさ打ちつけ 青空 はりつけ

            (「乱調じょんがら節」)



→追記 2012年、CD再発されました。必聴!


  1. 2008/05/13(火) 01:08:14|
  2. サイケ、アシッドフォーク|
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女の子達

bundi girls750

インド ラジャスターン州 ブンディ

はにかんだ女の子の表情と全体の構図が気に入っている。

  1. 2008/05/07(水) 20:18:03|
  2. 写真 インド・ネパール|
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