極地彷徨―北インド古典音楽 & 菌類―

《 Live Information 》  2017/10/21 (sat) at 根津    ●2017/11/19 (sun) at 町田    ●2018/2/3 (sat) at 町田

サーランギ音源 その3 Nazir Ahmad

Unesco Collention North India Instrumental Music 1

V.A 『Unesco Collection Musical Sources - North India Instrumental Music : Sitar Flute Sarangi』
(1979年 米盤LP Philips)

Side A
1. Raga Desh
Sitar : Ghulam Hussain Khan
Tabla : Nizamuddin Khan

Side B
1. Raga Puriya Kalyan
Flute : Bhola Nath
2nd Flute : Niranjan Prasad
Tabla : Kedarnath Bhatt

2. Raga Maru Behag
Sarangi : Nazir Ahmad
Tabla : Kedarnath Bhatt

民族音楽の普及に大きく貢献した、アラン・ダニエル氏プロデュースによる民族音楽シリーズ「ユネスコ・コレクション」のうち、北インドのシタール、バンスリ、サーランギを収録したLP。
インド音楽の入門盤的な一枚ですが、実は他では聴けない奏者の音源ばかりで、内容も秀逸。
特にバンスリ(笛)の演奏は2本のバンスリによる掛け合いが素晴らしく、かなり高水準なもの。
そして当のブログの話題としては、やはりB-2のサーランギの録音に注目です。
奏者のナジール・アフマッド氏はこのレコード以外にはソロ音源は残していないようで、その意味でも非常に貴重といえます。
他のサーランギ音源に比べるとかなり低いチューニングで、テンポも非常にゆったりしているのですが、とにかく和やかでやさしさのある演奏で、ラーガ・モルビハグのメロディもとても親しみやすい。
だけど後半ではガマクを駆使した一流の技巧をしっかりと聴かせてくれます。
どちらかというと、声楽の伴奏を徹底的にこなした末に鍛え上げた奏法といった感じでしょうか。
そういう意味ではソロ演奏に重きを置いているラム・ナラヤンやスルタン・カーンなど、いわゆる巨匠たちとは異なる魅力を感じさせます。
本盤はプレスが多く、日本盤もあり、入手は容易なのでおすすめです。

Nazir Ahmad

Nazir Ahmad Ji


  1. 2008/10/31(金) 01:35:08|
  2. サーランギ、インド音楽|
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Mircea Vintila 『Crezul Meu』

mircea vintila, crezul meu

Mircea Vintila 『Crezul Meu』
(1976年 ルーマニア盤LP Electrecord)

日本ではいまだ全く知られていないルーマニアのフォークシンガーMircea Vintilaのデビューアルバム。
12弦ギターによる静かな弾き語りで、淡々とした曲調の中に、彼の歌声がとても優しく響き渡ります。
フルートやボンゴ、シンセなどの彼の感性を妨げない最小限のアレンジも素晴らしい。
非常に地味な音ですが、Nick Drakeの1stあたりが好きな人は気に入ると思います。
少しシャガールを思わせる幻想的なジャケットもお気に入り。
以下のサイトで全曲試聴できます。
http://www.radio3net.ro/rorock.php?cx=details&id=430
(この作品以前の貴重なシングル盤も試聴可能です。こちらも素晴らしい内容。)

  1. 2008/10/23(木) 17:35:34|
  2. サイケ、アシッドフォーク|
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バイラブナート寺院

bhairabnath temple

bhairabnath.jpg

ネパール バクタプル バイラブナート寺院 全景と御神体

ネパールではお参りの際、赤い粉を御神体にふりかける習慣があり、そのため街中に見られる神像は真っ赤に染まっているのが普通です。

~~~~~~~~~~~~~~~~~

写真とは関係ないのですが、先日、ネパールの生き神クマリが交代したそうです。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081007-00000522-reu-int.view-000
祭儀の最中に神を憑依させるというのではなく、初潮前の一少女を生き神と認め、数年にわたり崇拝するという慣習は世界中探してもネパールだけなのではと思います。
クマリの選考方法も独特で、候補者である少女を暗い部屋に一晩閉じ込め、しかもその部屋には水牛の生首などグロテスクなものが置かれており、恐ろしいうめき声などがして少女を驚かすのですが、その中でも泣いたり取り乱したりしない子を選ぶというもの。
神(クマリは一般的に破壊の女神ドゥルガーとされているそうです)の化身であるクマリであるならば、そういったものに決して恐れを感じることはないという理由からだそうですが、すごい風習が残っているなと思います。
初潮がくることで役目が終わり、次のクマリに交代するというのもすごい。
なにか聖性といったものを感じさせます。

  1. 2008/10/11(土) 02:57:37|
  2. 写真 インド・ネパール|
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秘密結社○○教団 『アリス / あくまのお話し』

alice akumanoohanasi

group gu

秘密結社○○教団 『アリス / あくまのお話し』
(1969年? 日本盤EP URC)

金延幸子が残した貴重なシングルのうちの一枚。
秘密結社○○教団という怪しげなグループのメンバーは彼女のほかに中川イサト、村上律、瀬尾一三、松田幸一で、「愚」という名義でも活動していたようです。
はっぴいえんどの影響が色濃かった名作『み空』と比べても、こちらはより静かな演奏で、LSD体験から作曲したと言う楽曲は陶酔感のあるドリーミーアシッドフォークといえる必殺の内容。
かといって、もちろんドラッギーな音ではなく、金延幸子らしい凛とした美しさが感じられる音です。
同名義のもう一枚のシングル『あかりが消えたら/マリアンヌ』と共に、日本のfemale acid folk界の神棚に置きたいような一枚。
CDでは『時にまかせて -金延幸子レア・トラックス』に両作品とも収録されています。
なお名作『み空』も最近GuerssenレーベルよりLPにて再発されました。必聴!

  1. 2008/10/05(日) 23:06:14|
  2. サイケ、アシッドフォーク|
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