極地彷徨―北インド古典音楽 & 菌類―

《 Live Information 》  2017/10/21 (sat) at 根津    ●2017/11/19 (sun) at 町田    ●2018/2/3 (sat) at 町田

第3回サーランギ取材報告

ghulam sabir khan, murad ali, abdul rahman

先日の取材は今回のインド滞在の中でも最も大きなイベントと言ってよいかもしれません。
その相手は、Ustad Ghulam Sabir Khan saheb(中央)。
そして、そのご子息に当たるのが、なんと前回の記事で紹介したMurad Ali(右)。
親子揃っての取材が実現しました。
タブラは前々回もお願いしたAbdul Rahmanです。



ghulam sabir khan

現在のデリーで活躍するサーランギ奏者の多くがモラダバード・ガラナ(流派)に属しますが、Ghulam Sabir Khanは、あのUstad Sabri Khan sahebに次ぐ、モラダバード・ガラナの大御所といっていい存在。
僕の師匠のMohd. Nasir Khanをはじめ、現在活躍するのモラダバード・ガラナの多くの奏者が彼の指導を受けています。
話してみると実に嫌みのないフランクな方で、慕われているのもわかります。



昔のソロ演奏の貴重な動画。
Ghulam jiは、現在ではそれほど多くのコンサートには出演しておらず、ましてやソロを聴く機会は滅多にありません。感激です。
ちなみに、現在ならまだしも一昔前までは、よほど高名なサーランギ奏者でさえ、ソロのCD(当時はLP)を発売するということはまずありませんでした。
サーランギに関してはソロ音源を発表できるのはRam Narayan jiなどのごく一部の奏者だけ。
よってデリーのサーランギ奏者の源流の一つともいえる演奏家のソロ演奏を録音できたことは大変意義深いものだと感じています。



murad ali

そしてそのご子息、Murad Aliはインド国内のみならず、海外のレーベルからもCDを出しており、国際的に活躍する若手サーランギ奏者として注目の人。



そもそも今回の取材は知られていないサーランギ奏者、つまりCDなどが一般的に手に入らない奏者を取材するのが目的の一つなわけで、彼の場合それには当てはまらないわけですが、彼のサーランギには昔から非常に惹かれていたため取材を申し込みました。
贅沢を聞いてもらい、まだCDに吹き込んでいないラーガを弾いていただくことも叶いました。

以下、Murad Aliのofficial websiteです。
http://www.sarangisitar.com/muradali/index.html

また、ソロのほかに親子揃っての合奏で弾いてもらったThumriは、取材のことなど忘れてしまうほど素晴らしい演奏だった。
本当に夢のような一日でした。



さて、今回の取材の成果をどのように形に残すかも考え始めています。
どなたかよい案があればぜひご助言ください。

  1. 2013/10/31(木) 23:10:36|
  2. インド2013|
  3. トラックバック:0|
  4. コメント:0
<<リシケシュ | ホーム | サーランギと伴奏について>>

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://kyokuchi.blog116.fc2.com/tb.php/166-f6f4ec29