極地彷徨―北インド古典音楽 & 菌類―

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サーランギ音源 その3 Nazir Ahmad

Unesco Collention North India Instrumental Music 1

V.A 『Unesco Collection Musical Sources - North India Instrumental Music : Sitar Flute Sarangi』
(1979年 米盤LP Philips)

Side A
1. Raga Desh
Sitar : Ghulam Hussain Khan
Tabla : Nizamuddin Khan

Side B
1. Raga Puriya Kalyan
Flute : Bhola Nath
2nd Flute : Niranjan Prasad
Tabla : Kedarnath Bhatt

2. Raga Maru Behag
Sarangi : Nazir Ahmad
Tabla : Kedarnath Bhatt

民族音楽の普及に大きく貢献した、アラン・ダニエル氏プロデュースによる民族音楽シリーズ「ユネスコ・コレクション」のうち、北インドのシタール、バンスリ、サーランギを収録したLP。
インド音楽の入門盤的な一枚ですが、実は他では聴けない奏者の音源ばかりで、内容も秀逸。
特にバンスリ(笛)の演奏は2本のバンスリによる掛け合いが素晴らしく、かなり高水準なもの。
そして当のブログの話題としては、やはりB-2のサーランギの録音に注目です。
奏者のナジール・アフマッド氏はこのレコード以外にはソロ音源は残していないようで、その意味でも非常に貴重といえます。
他のサーランギ音源に比べるとかなり低いチューニングで、テンポも非常にゆったりしているのですが、とにかく和やかでやさしさのある演奏で、ラーガ・モルビハグのメロディもとても親しみやすい。
だけど後半ではガマクを駆使した一流の技巧をしっかりと聴かせてくれます。
どちらかというと、声楽の伴奏を徹底的にこなした末に鍛え上げた奏法といった感じでしょうか。
そういう意味ではソロ演奏に重きを置いているラム・ナラヤンやスルタン・カーンなど、いわゆる巨匠たちとは異なる魅力を感じさせます。
本盤はプレスが多く、日本盤もあり、入手は容易なのでおすすめです。

Nazir Ahmad

Nazir Ahmad Ji


  1. 2008/10/31(金) 01:35:08|
  2. サーランギ、インド音楽|
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